連休明けの朝、ダイヤ乱れの都営三田線の珍しい行先

都営三田線 三田行
都営三田線 三田行

3連休が明けて、通勤でいつも通りに最寄り駅に行くと、改札口周辺が多くの人でごった返していました。この状況なら、大抵はダイヤ乱れが発生していますので、嫌な予感はしていました。
改札を通ってホームに行くと、かなり多くの人が待っていました。何でも、東京メトロ南北線の白金高輪駅にて車両故障が発生したために、都営三田線も巻き込まれており、白金高輪から先の運転を中止して三田での折り返し運転に変更されていました。
今まで、目黒方面で途中折り返しというと御成門行(御成門駅の目黒寄りに引上線がある)が多かったのですが、三田行は初めて見ました。と言うのは、三田駅は上下二階構造(上段が目黒方面3番線、下段が西高島平方面4番線)であるのと目黒寄りのカーブがきついために引上線の設置は困難です。
では、どうやって折り返せるのかというと、かつて都営三田線は三田に延伸開業してから目黒方面への延伸開業までの約27年間は始終着駅だったので、芝公園駅から中間の高さが変わる手前あたりに両渡りのポイントがあって、そこで割り振っていたようです。
何時も使うわけではありませんが、延伸時に撤去しなかったのは、このような非常時に活きることもあるのだな、と考えさせられた一日でありました。