【0日目(10/6)】
10月の3連休最終日の月曜日(祝日)に、「発達障害当事者会フォーラム」が名古屋で開催されるということで、参加ついでで旅までしようと出かけたのであった。
そこで、週末前の夜に池袋サンシャインバスターミナルに行くと、まだ夜行バスが少ないためか待機客が少ない。それでも、21時30分を過ぎると次々と夜行バスが来るため、乗客が増えてきてバスが到着すると乗場に案内されて乗車するというわけだ。
今回乗車するのは、22時50分発グレースライナーGR401便・名古屋(南笹島ライブ)行。約10分前に到着して、乗場案内放送で係員が誘導する。乗車すると、背もたれがフルで倒されており、寝るためのバスであることがうかがえる。そして定刻に発車し、途中の横浜での乗車扱いを終えると、名古屋に向けて疾走するのであった。
【1日目(10/7)】

定刻より15分早い、早朝5時25分に名古屋(南笹島ライブ)に到着する。ここからは、名古屋駅に移動して名古屋市交通局のドニチエコきっぷを買う。ホテルのチェックインは15時からなので、名古屋から地下鉄東山線・名城線で熱田神宮伝馬町に向かい、熱田神宮へ。
第一鳥居から第二鳥居を経て、第三鳥居を過ぎると本宮とご対面である。ちらほらと参拝客がいて、帰る時には、鳥居のところで本宮に向けて一礼している。第三鳥居で西に向かって、北西を回り込むように移動して熱田神宮西から地下鉄名城線で金山へ。
ここで、朝食タイム。しかし、次の目的地は10時オープンなので時間調整で地下鉄名城線・鶴舞線に乗車する。地下鉄鶴舞線には、一旦赤池まで乗車して折り返す。こうして、10時少し前に八事に到着。向かった先は、かねてから行きたかったBook Cafe Co-Neccoである。
土曜日なのでランチは無く、モーニングサービスを頼む。今日に訪問したのは、日曜日が休みだからである。スタッフの方々に声をかけて、2日後のフォーラムに参加する事と冊子を持ってきた事を伝える。
この日は、当事者の方との話があって、じっくり話す時間は取れないようだ。それでも、ゆったりと過ごせる空間で落ち着ける。さらに、訪問者ノートに記入する。また行きたいね。昼前まで過ごし、店を後にした。
午後の観光に向けて、昼食をとって備えよう。名古屋に来た以上は、やはり名古屋めしを選ぶべきだ。そこで、その1つである味噌カツを食べたいので地下鉄鶴舞線・名城線で矢場町に向かい、「みそかつ矢場とん 矢場町本店」へ。長蛇の列なのは、言うまでもない。ただ、1人だと早めに通されるようだ。
頼んだのは「わらじとんかつ」である。みそだれ1種類かみそだれ・ソース2種類かが選べるが、ここは前者だろう。前もってオーダーを聞いているので、席に着いてからは数分で来る。
コクがありつつも、くどさが無くて美味い。人気があるのも、納得と言える味だ。じっくり味わって、気分が上々になったところで、午後の観光を始めよう。

午後からは、地下鉄名城線で名古屋城に向かう。
地下鉄駅からは、金シャチ横丁(宗春ゾーン)から入るのが近い。横丁を過ぎて、東門から入るのだが、ここで観覧料としてチケットを買って城内へ(なお障害者手帳があると無料)。二之丸の広い道を行くのだが、露天がやたらと多いのが気になる。更に驚きなのが、DJをやってる人が居ること。
それは置いといて、肝心の名古屋城を見なくてはならない。表二之門から本丸に入り、本丸御殿の外側に沿うように歩くと、ついにお目当ての名古屋城 天守閣と小天守閣が見えた。
ただ、耐震性の問題があり危険であるため天守閣の中には入れない。しかし、悲観するのは早い、本丸御殿なら入れるのだ。並ぶ必要があるが、じっくりと中を見ることができる。一応写真は撮れるが、楽しみがなくなるので撮らなかった。
さあ、本丸を後にして西之丸を経て正門から出ると、近くに金シャチ横丁(義直ゾーン)がある。だが、次なる目的地へ行くので、寄っていては時間が無い。市役所バス停から、名古屋市営バスで徳川園新出来バス停まで乗車する。
次なる場所は、徳川園である。
黒門から入って、少し行ったところで左に曲がると黒門口である。ここで、入園料を払うのだが、障害者手帳を提示すると無料になる。虎仙橋を渡って、数本に分かれた道をやや左側に進むと、龍仙湖が目の前に広がる。湖に沿って散策して、牡丹園から観仙楼を経て虎仙橋をくぐって、大曽根の瀧と四睡庵へ。周辺の喧噪を離れて、庭園を満喫するのも良き良きだ。黒門口から出て、次なる場所は徳川美術館である。
さて、徳川美術館は徳川 家康を中心に、徳川家の方々の遺愛品・大名道具を1万件以上収めている。戦国時代が中心だが、それ以外の時代についての展示も散見される。
但し、館内は撮影禁止なので知りたいなら現地に行こう。そろそろ閉館が近いので、徳川園新出来バス停まで戻って、名古屋市営バスで茶屋ヶ坂まで行って地下鉄名城線で上前津に向かい、2泊する「ホテルルートイン名古屋東別院」にチェックインする。
部屋に荷物を置いて、夕食の場所へ。上前津から地下鉄名城線で栄、地下鉄東山線で今池に向かう。今池と言えば「味仙 今池本店」、あの台湾ラーメンの元祖の店だ。もちろん、長蛇の列ができている。
もちろん最後尾に並んだが、1人だと数分で席に通されたでは無いか。入口近くのカウンター席に通され、水と水入りの酒瓶を出された。水を酒瓶に入れているのが衝撃だったが、これはまだ序の口。最初に頼んだ台湾ラーメンが来て、またして衝撃を受ける。器が、思った以上に小さかったのだ。食べてみると、結構辛めで少しむせた。それでも、辛いの後に美味さが押し寄せてきた。さあ、追加を頼もう。ニンニク茎と台湾ちまきを頼み、名古屋中華を大満喫する。また行きたくなる店だし、東京神田にもあるので行ってみたいね。
夕食後は、地下鉄東山線で栄に向かい、名古屋市営バスでホテル目前の下前津まで行き、翌日に備えて就寝した。
【2日目(10/8)】
この日は天気が不安定なので、朝食後に名古屋に向かい、あおなみ線で金城ふ頭へ。そう、この日に行ったのはリニア・鉄道館である。鉄道・交通関連の博物館は、久々であるので、改めて新鮮味を感じるのだ。
エントランスから入ると、いきなり夜のような暗さから始まり、歴史関連の内容が凝縮されている。そして、それを過ぎた先が車両を展示しているメインのエリアである。さて、昼過ぎなので、ランチタイムにしたい。2階の「DELICA STATION」に行くと、日曜日だったので家族連れなどで大混雑だった。もちろん整列して待ち、「なごや満載弁当」と「シンカンセンスゴイカタイアイス」を買う。
空席を探して食べていたが、横の子供が食べたそうに見ていたな。
午後になっても、館内をグルグル。屋外展示に行こうとすると、本降りの雨が降っていた。貸し傘が用意されていたので、それで新幹線の車内へ。じっくりと優雅な時間を過ごし、少ししてから出口に向かった。
昼下がりにあおなみ線の金城ふ頭まで戻って、名古屋まで移動すると雨が降り続いていた。で、早めの夕食をどうするか。名古屋と言えば、あんかけスパゲッティも有名だ。そこで、駅から西へ歩いて行き、「スパゲッティハウス シェフ」へ。
店内はクラシカルで、温もりが感じられる。漫画が置かれているカウンター席に通され、何にしようか考えていた。そして、「デラックスシェフ (エビフライ&ウインナー) 鉄板/L」を頼むことに。鉄板に乗せられたままなので、アツアツでソースの香りもたまらない。パスタはもちろん、全ての具材も組み合わさって美味さが最大になるという、実にできた逸品だ。
食後は、名古屋市営地下鉄の完乗をしようということで、地下鉄桜通線の始発駅である太閤通まで歩いて、そこから乗車する。言うまでもなく、終点の徳重まで行く。折り返して新瑞橋まで戻ってから、地下鉄名城線で本山、さらに地下鉄東山線で藤が丘に向かった。
藤が丘と言えば、リニモとの乗換駅ではないか。ならば、ついでにリニモも全線完乗しよう。リニアモーターで走行するだけあって、走行時は至って静かであるし揺れも皆無だ。終点の八草からは、愛知環状鉄道に乗り換えられるが、それに乗っても近くの地下鉄駅に接続しないので、藤が丘まで引き返して地下鉄東山線に乗車することにした。
今度は、終点の高畑まで乗車する。この時点で、地下鉄東山線・桜通線は完乗。折り返して伏見まで戻り、地下鉄鶴舞線で上小田井へ。またまた折り返して上前津に行って、地下鉄鶴舞線完乗。
地下鉄名城線で平安通に向かい、地下鉄上飯田線で1駅先の上飯田へ。これで、地下鉄上飯田線も完乗。だが、折り返そうとするとタッチの差で行き違って乗れないため、15分ほど待って平安通へ折り返す。夜遅い時間帯で、これは地味に痛い。
地下鉄名城線も、行先が環状ではなく途中駅止まり(大曽根行・ナゴヤドーム前 矢田行・名古屋大学行・瑞穂運動場東行・新瑞橋行・金山行)だけになっており、終電が近いことを感じるのであった。最終的にホテルに戻らないといけないので、本山・八事・新瑞橋・金山経由大曽根行最終で上前津まで乗車して、地下鉄名城線完乗。残すは、地下鉄名港線のみ。
こうして、日付が変わった頃にホテルに到着。
【3日目(10/9)】
朝食の後、10時前にホテルをチェックアウトして名古屋に向かい、北東に歩いてフォーラム会場の「愛知県産業労働センター(WINCあいち小ホール1)」へ。12時頃に受付すると、当事者間で顔なじみの方々が来ていた。
さあ、「発達障害当事者会フォーラム」が始まって、講演ならびに意見交換などが行われた。関係者との交流もあって、賑わったまま夕方に終了した。
夕食は、懇親会に合流して会話が進んだ。今回は弁当であるが、余った分も食べることになった。終わると、みんなで片付けを行っていた。発達障害の界隈では、スタッフも参加者も一緒になって行うのだよ。
概ね片付いたところで、会場を後にして名古屋に向かう。帰りのバスは深夜なので、時間は十分にある。土産を買ってから、地下鉄桜通線で久屋大通に向かい、地下鉄名城線で金山まで行って残っている地下鉄名港線に乗り換えて名古屋港まで乗車し、ついに名古屋市営地下鉄全線完乗を果たした。
一旦、名古屋まで戻ってバスの集合時刻まで駅周辺で時間調整する。
日付が変わり、発車15分前に集合場所の太閤通口広場へ。今回乗車するのは、24時45分(10日0時45分)発グレースライナーGR402便・横浜経由池袋行。集合すると、バスが止まっている場所への移動ということで、新幹線沿いを北上したところから乗車する。こうして、定刻にバスは発車して横浜・池袋に向かった。
【4日目(10/10)】

新東名高速道路経由で走行しており、途中のNEOPASA浜松で休憩が行われ、悪天候の中で首都圏を目指していた。ところが、朝になって明るくなっても横浜に着いていない。7時を過ぎているので、本来なら都内を走行中のはずだ。その理由だが、新東名高速道路で事故が発生して通行止めとなったことから遅延したという。
結果的には、定刻より2時間以上遅れて9時30分頃に池袋サンシャインバスターミナルに到着した。平日であるが、休みを入れて良かったよ。名古屋はさほど遠くなく、気軽に行けるのがいいよね。また行きたい。
しまい。