岡山発、不動産屋のおばちゃん力説

岡山県の不動産屋の講演資料雨が降りしきる月曜日の夕方、Neccoでは岡山県から来た不動産屋のおばちゃんが、精神障害者の住宅状況を中心に話をされました。
私は、ビデオカメラ・録音機・パソコンの準備をしなければならず、アワアワしていました。なんともお粗末な始まり方でしたよ。
まず、部屋の写真が出た時、畳がボロボロになっていたり、トイレが汚れたままだったりするなど、とても住める環境ではないものが多く出ました。精神障害者であるために、悪条件な物件に押し込めたり入居を拒否するなど、人並みの生活が送れない現状を力説されました。
そういった中、岡山県での精神障害者の入居支援を通じて、今では普通に暮らしていける状況になっていることも話されました。さらには、そういう住人たちが地域の清掃を行なっていることも、話に上がりました。なんでも、相手の障害に適した設備にしているそうです。例えば、IHコンロをあえて付けないとかして、ヘルパー無しで料理しない人向けにするとか、そういう配慮も行なっているのです。
講演が終われば、参加者からひっきりなしに質問が飛び交います。中には、本当に住む場所に困窮している方もいましたので、最後に個別で相談に乗っていました。
障害者であることを理由に、まともに住めない人は多いです。少しでも問題を解決に向かわせるような、指針を立てる必要があることを痛感しながら夜が更けたのでありました。