「かず」原点の旅、浅草・月島

都電荒川線・三ノ輪橋駅ゴールデンウィークの最終日、明日からの業務のために休みボケ解消ということで、都営交通だけで都内を旅しました。
まずは、都営バスでグランド坂下まで行って都電荒川線に乗りました。早稲田駅は降車がポイント手前でも終端でも可能であるため、乗車扱いの電車が入っていなければ一気に終端まで走って降車扱いした後に、移動させずに乗車扱いします。数分待った後に発車して三ノ輪橋へ向かいました。
車内は、やや混んでいました。少し走り、東池袋四丁目で降車客が多かったために一時は空きましたが、大塚駅前で乗客が多く乗ってきて再び大混雑です。ここからは降車客が少ないのに乗車客がドンドン乗ってくるため、身動きがとれない状態でした。王子駅前に着いても、入れ替えたような感じだったために相変わらず混んでいました。ところが、荒川遊園地前に着くと大半の客が降りました。熊野前、町屋駅前と乗降があまりなく、空席が少しある状態で三ノ輪橋駅に着きました。
三ノ輪橋駅は降車ホームがポイント手前にしか無く(写真上)、一旦止まって降車を済ませてから終端まで走って乗車扱いします。
ここから少し歩いて都営バスで浅草公園六区に向かいました。はい、私が2012年6月に千葉県香取郡多古町から上京し、約半年間にわたってシェアハウス生活を送っていた場所の最寄りバス停です。

浅草の光景浅草ROX近くの安い弁当屋(写真中央の左上)が、今もなお営業していました。250円と書いていますが、これは税抜価格で税込なら270円です。以前と異なるのは、円安や原材料費高騰の影響を受けてなのか、弁当の一部は税抜350円または450円で販売されていました。それでも、250円弁当が健在なのは素晴らしいです。また、外国人の店員さんも頑張っていたようです。
今年の春に行った時は完成前だった「ROX-3G」(写真中央の右上)も竣工していて、買い物客で賑わっていました。最上階は人工芝が張り巡らすスポーツコートがあり、イベントスペースとして使用されていました。
ここから、商店街を南下して浅草一丁目のバス停に向かいました。かつては日常的に東京スカイツリー(写真中央の左下)を眺めていたものでした。銭湯帰りにROX内のドトールコーヒーで寛いでいた懐かしい思い出、あの一大決意があったからこそ浅草の日々があり、今の自分があることを改めて認識させられました。
そして、浅草と言って忘れられないのがレトロ風の観光路線バス「東京→夢の下町」(写真中央の右下)です。たまたまですが、土曜・休日のみで日に4便しかない東京駅丸の内北口行が来ました。上野公園山下までは順調でした。ところが、ここでアクシデント発生です。停車時に通路の客が転倒し、その近くにいた少年の腕に強く当たってしまったのです。救急要請するか運転士と営業所のやりとりが行われたため、約10分停車しました。何とか行けるとのことで、連絡先を運転士に伝えて運転再開です。秋葉原電気街を悠々と駆け抜け、神田駅から三越前・室町近辺を経て東京駅日本橋口JRバス降場を横目に、グルっと回って終点・東京駅丸の内北口に着きました。

中央区立佃区民館ここからは都営バスで門前仲町に向かい、都営大江戸線で月島に向かいました。月島と言うと、もんじゃ焼きで有名ですが、私にとってはNeccoつながりの原点と言うべき茶話会「ほんわかカフェ」初参加の地、中央区立佃区民館(写真下)がある思い出の場所なのです。ちょうど4年前に、うつ状態で富里から高速バスで東京駅へ向かい、昼過ぎに参加したというわけです。まあ、光景は当時と変わりませんが人間関係は劇的に変わりました。
再び都営大江戸線に乗って汐留に向かい、銀座の歩行者天国で「銀ブラ」してから有楽町を経て日比谷まで歩き、都営三田線で神保町へ、都営新宿線に乗り換えて新線新宿、最後は都営バスで帰宅しました。
交通費ゼロで大いに歩いて、心と体に連休最後の大きなプレゼントになったのではないかと思います。