地下鉄の普通に見えて普通ではない運用

京急車での普通 西馬込行
京急車での普通 西馬込行

1月最後の日曜日に京急沿線で用事があったので、都営三田線で三田まで行って都営浅草線を経て京急線を使いました。その途中、三田から泉岳寺まで乗車した普通 西馬込行が、写真上の京急車でした(写真上は後日撮影しましたので御了承願います)。
都営浅草線に乗り入れる京急車は、泉岳寺から京急線に直通するのが通例のはずですが、運用の関係なのか泉岳寺から京急線に入らず都営浅草線の西馬込に向かうのは異例と言えます。
このような異例の運用は、都営浅草線だけではありません。写真下は、5年前に東京メトロ副都心線で撮影した西武車による各駅停車 和光市行です。東京メトロ有楽町線・副都心線に乗り入れる西武車は、小竹向原から西武有楽町線を経て西武池袋線に直通するはずですが、こちらも小竹向原から西武線に入らず東京メトロ有楽町線・副都心線を経て東武東上線との接続駅である和光市に向かいます。もちろん、西武車には東武東上線に対応した機器類は搭載されていないので、和光市から先は東京メトロの車庫に行くしかありません。ただ、列車番号は「M」で終わっており、本来の西武車の運用となっております。
自社線の境界駅で直通先に折り返すのは、珍しくありませんが、境界駅で自社線に入らずに別の線に向かうのは実に面白いと言えます。何気ない行先表示も、使用車両との関係性が分かると楽しいですよ。

西武車での各駅停車 和光市行
西武車での各駅停車 和光市行