蘭州拉麺の名店が日本に!? 馬子禄牛肉面 神保町店

馬子禄牛肉面 神保町店
馬子禄牛肉面 神保町店

みなさんは、蘭州拉麺をご存じですか? 蘭州拉麺とは、牛肉のスープに手打ちで伸ばして茹でた麺を入れたラーメンの事で、本来の「拉麺」の一種なのです。そもそも、「拉」は「引く」という意味であり、そうめんのように何回も伸ばして作ります。なので、「拉麺」は「生地を伸ばして作る麺」のことを指すため、包丁等刃物で切る麺は「拉麺」とは呼ばないのです。
その中で、「馬子禄(マーズルー)」は蘭州拉麺の名店であり、蘭州拉麺店の中で中国政府から「中華老字号(中華老舗ブランド)」に認定された唯一の店なのです。そして、この日本店の店長は中国蘭州の本店で修業を積んだという凄い御方であります。

さて、紹介はここまでにして、店内に入りましょう。
入ると、入口カウンターでオーダーを決めます。麺はもちろん、トッピングやサイドメニューを選びます。私は、「蘭州牛肉面満腹セット」にしました。続いて麺の種類を選ぶのですが、細麺・平麺・三角麺等の9種類もあるので、かなり迷います。私は、2番の「細」にしました。さらに、好みに応じて「パクチー抜き」「ラー油抜き」「黒酢追加」「紙エプロン」もあります。
これらを決めてから、ここで勘定です。支払いを済ませてから、席を通されます。かなり変わったオーダーの仕方なので、初めての方は驚くと思います。
さあ、席について少しすると、麺が来ましたよ。思った以上に、かなり早くて驚きました。さて、実食しましょう。茶卵と具を堪能して少し麺を食べてから、追加の牛肉とパクチーを入れます。味の移ろいを感じて、独特の味わいながら最後まで美味さを保っていましたよ。
パクチーやラー油が苦手なら「抜き」にしても良いですが、最初は全て入った内容で食べるのがオススメです。あとは、異なる麺を何種類か選んで食べてみて、自分好みの麺を決めると良いかなと思います。
客層を見ると、中国の方もチラホラいました。やはり、知名度が高いので、足を運ぶのですね。さて、食べ終わったら出ますか。次はどの麺にするか、考えながらまた行きたいですね。